犬のコレステロールが高いのは危険?下げる食べ物もご紹介!

わんちゃんのコレステロール値について考えたことはありますか?

定期検診などで「コレステロール値が高いので気を付けてください」と言われたことがある方もいらっしゃると思います。

しかし、どうやったら数値が下がるのかわからないし、そもそもコレステロール値が高いとどうなるのか知らない……。

そんな方へ、今回はわんちゃんとコレステロールの関係について詳しく解説します!

犬とコレステロールの関係性

コレステロールといえば、中性脂肪と並んで「数値が高いと危険」とされている、脂質の一種です。

しかし、数値が低ければ低いほど健康というわけではありません。

コレステロールには「善玉コレステロール」「悪玉コレステロール」の二種類があります。

名前だけ聞くと「悪玉コレステロール」が体に悪そうな印象を抱きますよね。

簡単に説明すると、悪玉コレステロール「LDL」はコレステロールを身体中に運ぶ役割があります。

反対に善玉コレステロール「HDL」はコレステロールを体中から肝臓へ運ぶ役割を担っています。

どちらか一方が多すぎたり少なすぎたりするのではなく、二つの数値が正常(バランスが取れている)な状態が健康な状態です。

コレステロールは脂質ですから、もし過剰な食事制限や運動で数値を低くしすぎると、髪や肌のツヤが失われたり、ホルモンが不足したりと様々な弊害が現れます。

また、血管が脆くなり病気のリスクが出てくることも。

「数値が高いと危険」というのはよく知られていますが、低すぎても良くない影響があるということです。

これは人間・わんちゃんに関わらず、生き物に共通する注意点ですね!

犬のコレステロールが高いとどうなってしまうのか?

低すぎると様々な悪影響があるコレステロールですが、みなさんご存じの通り、数値が高い場合も様々なリスクが生まれます。

一般的に「コレステロール値が高い」というのは「二種類のコレステロールのバランスが崩れ、悪玉コレステロールが増えている状態」を指します。

コレステロールは血管を通って運ばれるのですが、人間であれば善玉コレステロールが減ることで血管内にコレステロールが溜まってしまいます。

その結果、血管が詰まったり血が流れにくくなったり、動脈硬化になりやすくなってしまうのです。

しかしながら、人間と比較してわんちゃんはコレステロールが血管に溜まりにくいといわれています。

その理由として、わんちゃんの平均体温が人間よりも高いことが挙げられるようです。

かといって全く病気のリスクがないかといえばそうではありません。

わんちゃんのコレステロール値が高い状態を「高脂血症」といい、その状態が長く続いたり状態が悪化したりすると色々な病気を併発します。

特に発症しやすい病気と症状を合わせてご紹介します。

  • ブドウ膜炎 目の充血・出血、目の痛みによる痙攣、瞳に膿が溜まるなど
  • 末梢神経障害 体の各部の痺れや痛み、ふらつき、麻痺、眩暈など
  • 膵炎 発熱、嘔吐、下痢、脱水、食欲低下など
  • 膵炎重症化による腹膜炎 強い腹痛、嘔吐、低体温、食欲廃絶など

また、高脂血症自体も重篤なものでは嘔吐や下痢を引き起こす可能性があります。

若干の数値異常の場合は、運動や食事制限で数値を戻すことができますが、コレステロール値が高い状態を放置してしまうとわんちゃんの命に関わる病気に繋がることも。

病院でコレステロール値の異常が見つかった場合は、出来るだけ早く生活の改善や治療を始めましょう!

犬のコレステロールを下げる食べ物をご紹介!

様々な体調不良・病気を引き起こす高コレステロールですが、ほとんどの場合しっかりとした食事管理で正常値に戻すことができます。

高コレステロールを指摘されるわんちゃんの多くは、ドッグフードやおやつの食べ過ぎで肥満状態にあったり、食事で脂質や添加物を多量に摂取していたりするため、まずは食生活の改善が重要です。

高くなってしまったコレステロールを下げる効果がある食べ物には次のようなものがあります。

野菜類

野菜類は脂質が少なく栄養価が高いため、コレステロール値の高いわんちゃんにおすすめの食材です。

ただし、野菜の中には調理の仕方で栄養が損なわれるものもあるため、新鮮な食材を適切に調理しているドッグフードを選ぶ必要があります。

「ヒューマングレードドッグフード」の表記があるドッグフードは、人間の食べ物と同じように管理されているため、新鮮な食材の栄養素が最大限引き出されていることが多いです。

飼い主が調理して与えるという場合は、わんちゃんに与えても大丈夫な食材かをしっかり調べてから与えましょう!

大豆類

大豆は高たんぱくで低脂質な食材です。

人間のダイエットにも向いているため、ヘルシーなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

大豆は基本的にわんちゃんも食べられる食材とされており、カロリーやコレステロールを管理できる優秀な食べ物です。

しかし、大豆にアレルギー反応を起こしてしまうわんちゃんもいるため、与える際にはアレルギー検査をしたり、少量ずつ与えたりといった工夫をしてみてください。

魚類

魚類に多く含まれるDHAという成分は、血液をサラサラにする作用があります。

カロリーも低いため、わんちゃんのダイエットや肥満対策におすすめの食材の一つです。

ただし、全ての魚を食べさせて良いわけではないので注意しましょう。

基本的に刺身でも与えて良いとされていますが、中毒症状や寄生虫のリスクを下げるために加熱処理をしてから与えるのをおすすめします。

また、骨が太い・長い魚や、小骨の多い魚はのどに刺さる可能性があるため危険です。

すでに塩を振った状態で販売されている魚や、かば焼き、ぬか漬け、みりん干しなど調理されているものは塩分が高いため与えるのは避けましょう。

味付けをせずに焼いただけの青魚や鮭を、身をほぐして与えるのが安全です。

キノコ類

キノコは低カロリーで栄養豊富な食材です。

また、コレステロールを体の外に排出する働きがあるため、高コレステロールで悩むわんちゃんにもぴったりな食材といえます。

ただし、わんちゃんにとっては消化しにくい食材でもあり、食べ過ぎると下痢を引き起こす可能性があるため与える量には注意が必要です。

加熱して柔らかくしたキノコを食べやすいように細かく刻み、1度の食材で小さじ2~大さじ1程度の量を与えましょう。

わんちゃんの犬種や体格によってうまく量を調節すれば、コレステロールを下げるのに大きな役割を果たします。

食事以外の犬のコレステロールを下げる方法も解説!

コレステロールを下げるためにはなによりも食事の管理が大切ですが、それ以外にもコレステロールを下げる方法があります。

適度な運動

食べ物をしっかり管理していても、運動が足りなければ肥満になるリスクが高まります。

コレステロール値を正常値にするためには、食事管理と運動をバランスよく行っていくことが大切です。

わんちゃんも喜ぶ運動といえばやはり一番は散歩。

犬種や年齢によっても変わりますが、できれば毎日30分以上の散歩を朝晩するのが最適といわれています。

ただ、飼い主の生活によっては毎日散歩をするのはなかなか難しいですよね。

そんな時は、おもちゃを使って家の中で運動したり、海やプールで泳いだり、ドッグランを活用したりしてみてください。

おやつの管理

わんちゃんが可愛いと、ついおやつを与えすぎてしまうことも。

しかし、1度に与える量が少なくても回数が多いとカロリーオーバーとなってしまい、肥満の原因になります。

1日で与えても良い量をあらかじめ決めておき、その量を超えて与えないようにしましょう。

わんちゃんがすぐにおやつをねだるという場合には、長く噛み続けられる硬めのガムを与えたり、たくさん与えてしまっても問題ない低カロリーなおやつにしたりといった方法があります。

スキンシップをとる

人間もわんちゃんも、ストレスを感じると悪玉コレステロールが増えてコレステロール値が上昇するそうです。

人間は趣味に没頭したり、友人に相談したりすることでストレス解消ができますが、わんちゃんにとっての頼れる相手は飼い主。

飼い主と触れ合う時間が少なかったり、散歩に行けなかったりすることはわんちゃんにとって大きなストレスになります。

毎日しっかりスキンシップをとって、わんちゃんがなるべくストレスを感じないようにしてあげましょう。 

長時間散歩をすることが出来なくても、たくさん名前を呼んで撫でてあげるだけでもわんちゃんにとってはストレス解消になります!

犬のコレステロール値の検査はするべきなのか?

わんちゃんはコレステロール値が高いからといって必ずしも重病に直結するわけではありません。

しかし、コレステロール値が高い状態が続けば様々な病気を招きます。

なかには、遺伝的にコレステロール値が高い(高脂血症になりやすい)犬種もいますが、中にはストレスから悪玉コレステロールが増えてしまっているわんちゃんもいます。

こうした理由から、可能であれば定期的にコレステロール値の検査はした方がいいでしょう。

ただコレステロールが高いだけでは目に見える症状が全く出ないことも多く、検査をしなければ数値が高いことに気付くのは難しいです。

飼い主が自分で気づけないからこそ、しっかりと検査をしていく必要があります。

検査によって病気を早期発見できればその分治療も早く始めることができ、わんちゃんの命も守られます。

体調不良の症状がない限りなかなか病院に連れていく機会がないという方も、ぜひ一度検査をしてみてください。

犬のコレステロールまとめ

わんちゃんにとってコレステロールは、数値が高い状態が続くとリスクがある一方で、飼い主が食事管理をきちんとすれば簡単に正常値に戻すことができるものでもあります。

たとえ高コレステロールと診断されても、栄養価が高く低カロリーな食事と適度な運動を意識して生活するだけで正常値に戻ることがほとんどです。

まずはぜひ一度コレステロールの検査を受け、わんちゃんの体の状態を知るところから始めてみてください!

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